しかもスラっとしたプロポーションの美人系女性
しかもスラっとしたプロポーションの美人系女性
動揺したという表現の方が正しいかもしれない。
その後、高橋君は彼女を紹介し、色々と話してくれた。
だけど僕は何も覚えていない。
「なんで高橋君に彼女が?」なぜか裏切られたという思いもあった。
高橋君は少し恰幅の良い、ずんぐりとした体型で背も高くはない。
周囲を楽しませるキャラクターではあるが、女性の気配を感じたことはなかった。
なのに彼女はスラっとしたプロポーションで、顔も目鼻立ちのはっきりした美人系の女性だった。
言い方は悪いが、まさに美女と野獣と呼ぶにふさわしかった。
頭の血管が膨張したようにボゥとなり、僕は挨拶を済ますと、そそくさと店をでて家に帰った。
次の日、高橋君と、会社の昼飯の時間に二人っきりになる機会があったので、僕はそれとなく尋ねた。
高橋君がその時、快活な感じで話してくれたところによると、「彼女とは付き合って半年になること」「高橋君にとって初めての彼女であること」、そしてなんと出会いのきっかけは「出会い系」だということ。
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